Too Faced Just Peachy Velvet Matte Eyeshadow Palette $45.00
発売になった当時は特に気にもとめていなかった、Too Facedのアイシャドウパレット。ちょこちょこYouTubeでレビューを見ている内に気になり始めてはいたのですが、実際に買おうと決めたのは、アイシャドウのラメに使われる金属にアレルギー反応が出始めてから。もともと全身性の金属アレルギーで、食事制限などをしていたのですが(麺類や野菜、ナッツ類など、金属が入っている食材って数え切れないほどあるんですよ!)ついにアイシャドウのラメにも反応するようになり、まぶたの皮がむけるようになってしまったので、マットで且つ金属成分が配合されていないアイシャドウを探し始めたのです。
マットなアイシャドウパレットなら、色合い的にJust Peachyが好みだな…と思っていたので、Too Facedにメールして金属成分の配合有無を聞いたのですが「肌に悪いものは入ってないよ!」みたいな焦点ズレまくりな返答だったので、聞いても無駄だったな…と思いつつ一か八かで買ってみました。ちなみに金属って、成分に入れようと思って入れるのではなくて、ラメの原料などに入っていることが多いので、日本のブランドとかだとちゃんと調べて返答してくれますよ。
中身はこんな感じになっています。ベースに最適なクリームカラーや、眉下のハイライトにも重宝するホワイト、締め色に便利なブラウンや、パキっと発色するピンクなど、バリエーション豊かでありながら、どれもピーチ味のあるカラーなので、まとまりがあるのです。
最初に良いなと思ったのは、粉飛びがほぼ皆無であること、これを買うまで半年以上ヘビーユースしていたABHのモダンルネッサンスなんかは、ブラシで触れた瞬間にぶわっと粉飛びするほどプレスがやわらかいのですが、その分ぼかしやすい利点もありました。Just Peachyは、ブラシで触れても全くびくともしない。かと言って、ムラになりやすかったりぼかしづらかったり…なんていうことも、なし。指で触れてもベルベットのような、指にしっとり吸い付くような質感で、粉っぽさとは無縁なのです。
スウォッチはこちら。ご覧の通り、全体的に似たような色合いです。ピーチトーンがバランスを取ってくれているというか、このパレットの中だったらどの色を使っても失敗しないだろうと思います。スウォッチでもお分かりかと思いますが、本当に粉質が良くて、お肌にぴたっと密着して「肌の上に粉が乗っかっている」みたいなチョークっぽい発色の仕方をしないんですよね。
あと、ピーチの甘い香りがする点も◎!アイシャドウに香りなんて必要ないと思っていましたが、メイクをしながらほのかにピーチの甘い香りがするのは、なかなか良いです。ちょっとしたリラクゼーション効果。
淡いピーチカラーでまとめると、こんな仕上がり。スウォッチすると各色微妙な違いがあることがわかるのですが、まぶたにのせると不思議とどの色も似ているように思えるというか、濃淡を付けるのがちょっとむずかしいな、と感じることがあります。
濃いめのパープルを使ってメイクしてみたのですが、パープルはどこへ…?っていうくらい、赤っぽい発色。ちょっと思い切って濃淡を付けてみよう!って思うと、こういう単色塗りみたいな仕上がりになってしまって。これはパレット云々というより、わたしのテクニックが追いついていないだけだと思うのですが、他の一般的な(?)パレットに比べて色同士が似ているので、これを使って全く違う印象のメイクを生み出すのが難しいなと感じます。
あと、いつもまぶたの中央や目頭側にメタリック感のあるゴールドのアイシャドウを付けるのが定番だったので、それがないというのがまだ慣れないな、とも思います。もちろん手持ちのラメを重ねても良いのですが、このパレットだけで仕上げようとすると、マットホワイトが淡くて控えめなカラーなので、超ナチュラルに仕上がってしまうか、こんな感じ↑で全体的に濃くなってしまうか…という感じで。これもまた、わたしの個人的な課題なのですが。
留め具もピーチの形で可愛い!
粉質と色合いがとても好きなのでよく使うパレットではあるのですが、購入して2ヶ月経ってもまだ完璧には使いこなせていないんですよね。ちなみに、Just Peacyのフォーミュラがとても良かったので、先日発売されたWhite Peachパレットも買ったのですが、こちらは粉っぽくて完全に失敗しました。ブラシで触れただけで粉が出てくるわ、肌にのせても白っぽい発色で色が見えないわ、とにかく使いづらいです。買ってしまったものなので、引き続き使おうとは思っていますが、全然気が進みません…。詳しいレビューは、もう少し使い込んでみてから、と思っています。
ということで、買うならJust Peachyがおすすめです。
