YSL ラディアント タッチ ブラー プライマー 6,300yen
去年の8月に、主人が里帰りしていたときのこと。いつものように「免税店で欲しいコスメがあったら教えて」と言ってくれていたのですが、特に思い当たらずにヒースロー空港の免税店のウェブサイトを見ていたら、ふと目に入ったのがこのプライマー。海外のYouTuberが紹介していて気になっていたのですが、日本ではさほど話題になっていないような…?と思いつつアットコスメを覗いたら、密かに(わたしが知らなかっただけなんですけど)大人気だったようで、良いレビューがたくさん。ちょうどBenefitのPorefessionalにも飽きていたので、試しに買ってみることに。
日本では6300円となかなか強気なお値段ですが、イギリスでは£29.50 日本円で4400円ほど。それが免税店だと£24.55 日本円で3600円ほどなんです。ちなみに大人気のコンシーラー / ブライトナー Touche Eclatが£25.50(免税店では£21.20)と結構お手頃価格なんですよね。これからご旅行の予定がある方は、免税店がおすすめです。
で、半年以上使っているこのプライマー。記事にしようと思っていながら、なんとなく後回しになっていたのですが、結論から言うとものすごく気に入っています。使い切ったら絶対リピートしたいと思っているくらいです。予備知識としては、シリコン系のプライマーであること、目にも嬉しいキラキラのラメ入りということぐらいしか知らなかったのですが、保湿成分として4種類のオイルが配合されているんですね。
コンビネーション〜オイリースキンだと「日中にオイルなんて!」と思いがちですが、テカりやすい肌質だからこそオイルを朝のスキンケアにほんの少し足してあげることで、油分と水分のバランスが整うのか、日中のテカりを抑えられたりもするので(実体験)、下地に少量のオイルが配合されているのは、肌質にかかわらずウェルカムなんじゃないかと思います。
結構大粒のラメが入っているので、もし店頭で購入を検討していたらちょっと引くかな…とも思うのですが、付けてみると全くラメ感は気にならないので、騙されたと思って使ってみて欲しいです。
このプライマーの特徴として、触覚と視覚 両方にアプローチするというものがあります。触覚という面では、シリコン系のプライマーで毛穴の凹凸を埋め、するするとした滑らかな肌に整えるということ。テカりづらくもなるので、真夏にも重宝しました。そして視覚という面では、ゴールドラメが光を反射させると同時に、お肌にあたたかみのある輝きをプラスしてくれるのです。
このぷるん、としたジェルっぽい質感のプライマーが、お肌の上に薄い膜を張ってくれるような感覚。わたしは顔全体ではなく、1プッシュ分を頬と小鼻の毛穴が気になる部分だけに付けていますが、瞬時に毛穴にソフトフォーカスがかかったように「凹凸が見えなくなる」から不思議です。BenefitのPorefessionalも毛穴を埋める系のプライマーですが、あちらはどちらかというとパテ埋めっぽい感じ。こちらはヴェールをかける、みたいなちょっとした上品さがあるというか。
そしてもうひとつ、シリコン系プライマーで注意したいのが、モロモロ問題。ファンデーションを重ねた時にモロモロが出てくるパターンなんて最悪ですよね。これはモロモロとは全く無縁で、上に重ねるファンデーションがヨレたりムラになったりということもありません。しかも先ほどもちょっと触れましたが、崩れづらくなる効果もあって、すごく助かっています。
ここ最近は、化粧水→美容液→フェイスクリーム→Illamasqua Hydra Veil→YSL ラディアント タッチ ブラー プライマー→Charlotte Tilbury Brightening Youth Glow Primer→ファンデーションの順で使っています。充分に保湿をして土台を整えたあと、これで毛穴を埋めて、CTのプライマーでお肌に輝きをプラス、という感じです。
ちなみにこのCTのプライマーもかなり優秀なので、宜しければ過去のレビュー記事(こちら)をちら見してみてください。ツヤ系のプライマーって、毛穴が見えていると単なるテカりっぽく見えてしまってだらしがない印象になりがちなので、予め毛穴は埋めておくのが◎。CTのプライマーに限っては単体で使っても毛穴が目立たない優れものなのですが、念には念を…ということで、YSLを仕込んでから重ねています。
一度に使う量がほんの少しなので、半年間 週4〜5回の使用でまだ半分くらいしか減っていません。言うことなしの優秀プライマーですが、ひとつ言うなら蓋がゆるいです。わたしのが欠陥品なのかもしれませんが、蓋を持って持ち上げようとするとするっと本体が抜けてしまって、何度落としたことか…。割れなくてよかった…。
