Too Faced White Peach Eye Shadow Palette $45.00
以前コチラでご紹介した、Too FacedのJust Peachy Velvet Matte Eye Shadow Palette。滑らかな粉質と、統一感のあるピーチトーンのカラー、ほんのり香るピーチの香りが気に入っていたので、White Peachが出たときは迷わず発売日にポチりました。クールトーン寄りなので手持ちのパレットともかぶらないし、今までにチャレンジしたことのないアイメイクも出来るかな?と。
でも、購入してしばらくするとSephoraにどんどんネガティブレビューが投稿され、だんだんと不安に…。いや、でも自分の目で確かめるまではレビューで左右されないぞ!と強気だったものの、受け取ってスウォッチしてみたら、納得 Just Peachy Paletteとは全く違う使い心地でした。
外パケはJust Peachy Paletteと色違い。ラベンダーからホワイトへのグラデーションが春っぽくて可愛いです。質感はJust Peachy Paletteと同じ、ちょっとゴムっぽいというか、隣においてあるパレットとくっつく素材です。
Just Peachy Paletteと大きく違うのは、マットカラーだけでなくメタリックやザクザクのラメも入っているということ。くすみピンクや、大粒のホワイトラメ、メタリック感が綺麗なネイビーブルーなど、ユニークなカラーに惹かれました。
でも、Anastasia Beverly HillsのSubculture Paletteのときにも全く同じことが起こったのに、また同じミスを繰り返してしまうとは…。流石に、二度目のミスの痛手は大きかった…。
スウォッチはこんな感じです。左から1段目、2段目、3段目。
最初、指でスウォッチしてみたときに感じたのは「粉っぽい」ということ。チョークっぽくて、すべての色が白っぽい。お肌に入り込むように発色するJust Peachy Paletteと違って、「粉が皮膚の上にのっている」みたいな感覚です。
いや、でもブラシで実際に目元につけてみたら綺麗かも…と使ってみても、やっぱり粉っぽい。というか、発色がとても悪いんです。特に淡いオレンジやピンクは、ブレンディングブラシでクリースに広くぼかそうと思っても、全然色が付かない。重ねても重ねても、粉っぽさだけが増して、色が出ないんですね。
粉質の違いをお見せしたくて、比較写真を撮影してみました。左がJust Peachy Palette、右がWhite Peach Paletteです。Just Peachy Paletteの方がお肌に溶け込んでいるように見えると言うか、肌自体が色付いているかのような発色なのに対して、White Peach Paletteはちょっと粉っぽくて滲み感がないのが見えるかと思います。このフォーミュラの小さな差が、仕上がりに大きな差を生むんですよね。
どれも粉っぽいし発色がいまいちなので、締め色という締め色がなく、ピンクやオレンジ系のアイメイクをこのパレットひとつで完成させるのは、難しいかも。ナチュラルメイク派の方であれば使えないことはないかもしれないのですが、そもそも何色かも分からないアイシャドウでナチュラルメイクを完成させるのなら、発色の良いヌードカラーのアイシャドウを使ったほうが良いですよね…。もう、それくらい推しポイントがないんです、このパレット。
試しに、寒色系でメイクをしてみました。淡いピンクをクリースにのせて、二重の幅にブラック(これも発色が悪くてムラになるので、ブラックというかハゲハゲの焦げ茶みたいな色です)をのせた上にネイビーブルーを重ね、まぶたの中央だけにホワイトのザクザクラメをプラスしてみました。
このパレットを使った「まあアイメイクと呼べるかな…という組み合わせ」は、これくらいでした。あとは締め色が足りなかったり、綺麗にぼかせなかったり。Subcultureの苦労と同じようなものです。
最後まで全然プラスなことが書けなかった自分にも驚いているんですが、もうそれくらいオススメ要素がないパレット。限定ではないので、気になる方は海外旅行へ行かれた際に触ってみてから決めても良いと思います。$45.00出すのであれば、もっと良いパレットがありますよ!
